ポケモンと出会ったら

不思議な不思議な生き物、ポケモン。
どこにでもいるけれどその場所にしかいないポケモンがいる。

「ヒューゴ、ポケモンが欲しいわ」
アクア、その意味がないのはわかっている。
ただポケットモンスター、というのはアレの隠語でもあるのは確かなんだ。
なので海外ではポケモンはポケットモンスターの略ということは消されている。
皆知ってるけど敢えて言わないだけなんだが、アクアの無邪気さが好きなのでこのムラっとした気持ちは夜にぶつける。
「どのポケモンがいい?」
「迷うのよねぇ。可愛いのがいいけれど、どの子も可愛いし。狼っぽいルガルガンは?」
「俺が微妙だ」
「ふふ。そうよね、微妙よね」
知っててからかわれてるんじゃなかろうか。
年下の男って辛い。
畜生夜を楽しみにしておけ。
「マイナン、かしら。ヒューゴは?」
「ダークライだ」
「凄い、伝説のポケモン……ダークライを使うヒューゴ、カッコいいかも……」
いや、多分カッコよくないぞ。
ただでさえ伝説という反則な強さがあるのに、眠らせまくって嫌がらせする戦法になってしまうぞ。
俺ならダークボール打ち込みまくるけど、それでも一方的すぎてカッコよくないぞ。

何で俺ダークライって言ったんだろ。
アクアの狙い通りプラスルって言えば夜を待たなくても良かったんじゃないかな。
楽しみだけど自信が少しなくなった。

 

————

 

お題箱「ヒューゴとアクアがポケモンに出会ったら」です。
出会う、なのでこの世界に存在していることにしましたがメタとシモしかないです。
アニポケの「伝説の伝説厨」の中の人はヒューゴの中の人です。
なんなんでしょうねあの伝説厨。

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