■ツインデート

バウンティ・ハンターはスペースパイレーツの拠点に乗り込んだ。
「げぇっ!? また奴らか!」
「サムス・アランか!」
「それだけじゃねぇ、キャプテン・ファルコンもだ!」
これ以上ないほどの死亡フラグであり死刑宣告である。
「くっ、やれ! やっちまえ! ここを奴らの墓場にしてやる!」
そして自らフラグを重ねてしまった。
「今の数はどう?」
「ランクもそれぞれだからな。報酬で競おうじゃないか」
「了解」
好きに暴れまわり、拠点があったという事実すら消してしまった。
「素晴らしいデートだった」
「ああ。奴らの破滅だ」
顔は見えないがお互い笑顔なのはわかりきっていた。

ファルコンハウスでコーヒーとケーキを味わう。
「相変わらず最高ね、あなたのコーヒー。このケーキをつけると更に際立つのよ」
「私だけでは出来ない最高のブレンドですね」
「でしょう?」
笑いあった。

 

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お題箱「ファルコン(バート)とサムスのデート的な話」です。
ファルサムらしい物騒なデートとバーサムらしい穏やかなデートです。
物騒なデートに付き合わされた上に阿呆に書かされすぎな名もなきスペパイさんたちに合掌ですが、プライム的にスペパイは結構阿呆ですよね←

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