ちょっとした黒歴史

ゼンガーが倒れている。酒を間違えて飲んでしまったようだ。
通りがかったギリアムとカイとヴィレッタが介抱した。
「いつものだな」
「いつものですね」
「そういえばお前も昔酔いつぶれたことがあったな。大笑いはするし泣くし、おまけに」
「カイ少佐!」
恐る恐るヴィレッタの顔を窺う。
恥だ。恥すぎて忘れていた。
「ふっ……ふふふ……」
笑われている。
「もう! ギリアム少佐意外と可愛いのね! うふふふふふふふ!! 最高じゃない!」
抱きしめられたのは嬉しかったが、何か腑に落ちなかった。

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診断メーカーのお題を借りました。
「秘密にしていた、ちょっとした黒歴史が相手に知られてしまい、恥ずかしい、こんなんじゃ嫌われちゃうかも…と縮こまっていると、爆笑しながら「かわいいな」と抱きしめられるギリヴィレ」です。
笑いのツボがおかしいヴィレ姉書きたかったのでとても楽しく速攻で書けました。
ギリアムさんの爆笑って絶対哄笑なのでカプでは書けないですね←
ちなみに潰れるまで飲ませたのは言うまでもなくエルザム兄様です。

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